今回は、「stark contrast」という英語のイディオムを見つけました。
この言葉は、ただのコントラストではなく「明確な対照」や「鮮やかな違い」を表しています。
「stark contrast」について、今回は意味や使い方を整理していきたいと思います!
「stark contrast」の読み方と発音
「stark contrast」はあえてカタカナにすると、「スターク コントラスト」といった感じになります。
アクセントは「スターク」と「コントラスト」のそれぞれの最初の音に置かれます。
つまり、「タ」と「コ」の部分が強くなります。
「stark」と「contrast」が続けて読まれると「k」の音が重なって聞こえます。
つなげて読むときの発音記号は /stɑːrk ˈkɒntrɑːst/ です。
イギリス英語の発音:
アメリカ英語の発音:
「ク」「コ」って連続するのが言いづらいです……
えぃと、「ク」のほうをだいぶ軽めに発音するといいかもしれませんね~
「stark contrast」の意味・日本語訳
以下は「stark contrast」の意味です。
- 明確な対照
- 鮮やかな違い
- 著しい違い
「stark contrast」とは、2つの事柄が非常に異なっていることを表します。
「stark」(厳しい、はっきりした)と「contrast」(対照)から成り立っています。
特に、色や形、性質などがはっきりと対照的である様子を表現します。
「stark contrast」の文法的な解説
「stark contrast」は名詞句で、主に形容詞「stark」と名詞「contrast」の組み合わせです。
形容詞句や副詞句として使うことが多く、文中で他の言葉に対しての説明的な役割を果たします。
「stark contrast」を使うシチュエーション
「stark contrast」は、2つの事柄を比較して、それらの違いをはっきりと際立たせたいシチュエーションで使われます。
たとえば、天気や景色、意見などが対照的であるときに用いることができます。
特に論文などでは、対照的となる事柄について述べるときに便利です。
「stark contrast」を使った例文
それでは、「stark contrast」を使った例文をパターン別で見てみましょう。
The stark contrast between the two paintings was striking.
「2つの絵の明確な対照が際立っていた。」
この例文では、「stark contrast」が「the two paintings」に対する形容詞句として使われており、2つの絵がどれほど異なっているかを表現しています。
In stark contrast to his usual behaviour, he was very quiet today.
「いつもの行動とは対照的に、今日は非常に静かだった。」
こちらの例文は、「in stark contrast」が「his usual behaviour」に対する副詞句として使われており、彼の普段の行動と今日の様子がはっきりと対照的であることを強調しています。
The dark clouds were in stark contrast to the bright blue sky.
「黒い雲が、明るい青空と鮮明に対照を成していた。」
白い馬が、茶色い馬と鮮明に対照を成していた!
えぃと、はい、そういうことが言いたいときにも使えそうですねぃ……
「stark contrast」の言い換え表現
以下は「stark contrast」を言い換えた場合の英語です。
- sharp contrast(鋭い対照)
- clear distinction(明確な違い)
- obvious difference(明らかな違い)
「sharp contrast」は、主に視覚的な違いを表すときに使われることが多いです。
イラストや写真を扱っているときによく出てきそうです。
「clear distinction」は、抽象的なものを区別するときに便利な表現です。
物質的なものよりも、概念的なものに対しての言葉ですね。
「stark contrast」の発見場所とコメント
今回のイディオムはとある英語論文を読んでいて見つけました。
僕が読んでいるのは人文系の論文ですが、いろんな分野で出てきそう言葉ですね。
「contrast」はよく聞きますが、それに「stark」がくっつくことは知りませんでした。
コロケーションとして、相性のいい2つの単語を覚えておくのは大事ですね。
「対照的に」と言いたいときはだいたい「In contrast」を使いがちでしたが、これを「In stark contrast」とすると、ちょっとこなれ感が出て良さそうです(笑)
会話よりも、ライティングの場面で使ってみたい表現です。
その気持ちとはまったく対照的に、次の日にはさっぱり忘れていた
えぃと……それを英語で言えたらばっちりですねぃ!
まとめ
今回は「stark contrast」というイディオムを記録しました。
物事の違いを鮮明に表すこの英語は、物事を比較した文章などでよく出会いそうな表現です。
「contrast」をさらに強調したいときに、「stark」とセットで覚えておきたいと思います!