今回は、「cookie-cutter」という英語のイディオムについて記録していきます。
この言葉は、「型にはまった」「画一的な」といった意味を表すのに便利な表現です。
この記事では、「cookie-cutter」の意味や例文を整理しておこうと思います!
「cookie-cutter」の読み方と発音
「cookie-cutter」はあえてカタカナにすると、「クッキー・カッター」といった感じになります。
発音は「クッキー」にアクセントを置いて発音します。
二つの単語をつなげるように、さらっと発音するとスムーズです。
つなげて読むときの発音記号は /ˈkʊk.iˌkʌt.ər/ です。
イギリス発音の英語:
アメリカ発音の英語:
クッキー・モンスター?
えぃと……それは某番組のキャラクターですねぃ……
「cookie-cutter」の意味・日本語訳
「cookie-cutter」の主な意味は以下の通りです。
- 型にはまった
- 画一的な
- 一般的な
「cookie-cutter」とは、もともとクッキーの生地を同じ形に切り抜くために使う「クッキー型」を指します。
この道具は、すべてのクッキーを同じ形にするためのものです。
そこから転じて、このイディオムは、物事が非常に同じで個性がなく、画一的であることを表すようになりました。
物事が非常に同じで個性がない、という意味を強調する際に使われます。
たとえば、「cookie-cutter houses」というと、すべてが同じように見える家々を指します。
「cookie-cutter」の文法的な解説
「cookie-cutter」は主に形容詞として使われますが、その用法には2種類あります。
それぞれ「限定用法」と「叙述用法」と呼ばれ、少し異なるニュアンスを持っています。
限定用法(attributive use)では名詞の前に置いて、その名詞を修飾します。
たとえば、「cookie-cutter solution」や「cookie-cutter houses」のように、特定の名詞に対して「画一的な」「型にはまった」という意味を加えます。
対象物が他のものと似ていて、ユニークさや個性がないことを強調するパターンです。
叙述用法(predicative use)では、be動詞の後に置かれ、主語の状態や性質を説明します。
たとえば、「This approach is cookie-cutter.」のように、主語(このアプローチ)について「型にはまっている」という性質を言っています。
こちらの用法は、対象物全体が一般的であり、特に特徴がないことを指摘する表現です。
「cookie-cutter」を使うシチュエーション
「cookie-cutter」は、物事が創造性に欠けていて、すべてが同じように見える、もしくは非常に一般的な状況を説明するときに使われます。
たとえば、ファッションや家のデザイン、さらには仕事のアプローチなど、何かが個性に欠ける場合に使われます。
特に、何か人によって作られたもの、生み出されたものに対して言うことが多いですね。
「cookie-cutter」を使うときは批判的な意味であることが多く、独自性が足りていないことを表します。
「cookie-cutter」を使った例文
それでは、「cookie-cutter」を使った例文を見てみましょう!
The new housing development is full of cookie-cutter homes.
「新しい住宅地には、型にはまった家がたくさんあります。」
He gave a cookie-cutter response during the interview.
「彼は面接で型にはまった回答をしました。」
The cookie-cutter approach didn’t work for this project.
「このプロジェクトでは画一的なアプローチは通用しませんでした」
型にはまったキャラクターではやっていけない
えぃと……自省的な使い方もできそうですね~
「cookie-cutter」の言い換え表現
以下は「cookie-cutter」を言い換えたときの言葉です。
- generic(一般的な)
- standardised(標準化された)
- mass-produced(大量生産された)
「generic」は、あらゆるものに使える非常に一般的な意味となります。
「standardised」は、特に規格化されたものについて使われます。
「mass-produced」は大量生産された商品や製品などで、特に個性のない製造物などによく使われる表現です。
「cookie-cutter」の発見場所とコメント
今回のイディオムは海外のWebサイトからです。
海外のサイトといってもGoogleのことなんですが、Skillshop(Googleのトレーニングセンターみたいなもの)で講習の動画を見ていたときに出会った表現です。
型にはまったサイトやクリエイティブではなく、独自性をもったものをどんどん作ってほしいといった内容だったと思います。
これからはどんな活動においても、どんどん独自性とか創造性とかが大事になってきそうですね。
自分も何かクリエイティブなものを作るときは、何らかの形でオリジナリティを出せたらなと思っています。
「cookie-cutter」な人間にならないよう、想像力と創造力を磨いていきたいですね!
クッキーでも焼いてればいいのに
えぃと……そういう問題ではなさそうですね~
まとめ
今回は「cookie-cutter」というイディオムを記録しました。
この表現は、型にはまった、画一的な物事を指すのに便利な言葉です。
オリジナリティに欠けるかも、と思うものがあったときに、あなたも思い出してみてくださいね!